スパトグロッティス・ロビーはラン科コウトウシラン属(スパトグロッティス属)の多年草である。 スパトグロッティス属はインドからオーストラリアにかけて広い範囲に45種くらいが分布する地生種である。 属名の読み方は「スパソグロッティス」とするものもある。 また、日本にも八重山諸島に紅頭紫蘭(コウトウシラン)が分布するので、属名の和名をコウトウシラン属という。 本種の原産地はミャンマーである。 スパトグロティス・アフィニス(Spathoglottis affinis)とシノニムだとする説もあり、少なくとも関連の深い近縁種である。 草丈は50~60センチくらいである。 葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、皺がある。 開花時期は夏から秋である。 根際から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径4センチくらいの黄色い花を数輪つける。 唇弁の真ん中にあるいぼ状の突起は濃い黄色になる。 属名の Spathoglottis はギリシャ語の「spatha(刀)+glossa(舌)」からきている。唇弁の裂片の形から名づけられた。 種小名の lobbii はイギリス人の植物学者「ロブ(Thomas Lobb, 1817-1894)さんの」という意味である。 写真は1月に新宿御苑で撮った。 学名:Spathoglottis lobbii ★黄の花は一見すればシンプルで 実は入り組む不思議な姿 植物図鑑 花図鑑 |味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
by ryudesuyo2
| 2014-01-18 16:49
| 10月の花
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