人気ブログランキング | 話題のタグを見る

咲耶姫(サクヤヒメ)

咲耶姫(サクヤヒメ)_d0065837_1052420.jpg

咲耶姫(サクヤヒメ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を研究するする過程で、大島町の大島公園にあった染井吉野(ソメイヨシノ)の実生(みしょう:接ぎ木ではなく苗から育てること)から生まれた。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)江戸彼岸(エドヒガン)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その実験の過程で誕生したのがこの桜である。
葉は大島桜(オオシマザクラ)に近く、花は半八重咲きをするのが特徴である。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の裏表や葉の柄に毛が生えない。
開花時期は3月下旬から4月中旬である。
葉の展開とほぼ同時に花を咲かせる。
花は花径25ミリから35ミリの中輪で、半八重咲きである。
花弁数は5枚から15枚で旗弁(きべん:雄しべが花弁のように変化したもの)がある。
花びらの形は楕円形から円形である。
花の色は白ないし白に近い淡い紅色である。
咲き進むにつれて花の真ん中が赤味を帯びる。
花の名は日本神話に登場する女神の名の木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)からきている。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は4月に三島市の国立遺伝学研究所で撮った。
学名:Prunus x yedoensis 'Sakuyahime'


★半八重の花の姿は品がよく
 よい名つけたと頷きながら

咲耶姫(サクヤヒメ)_d0065837_1054768.jpg

桜図鑑
植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



花・ガーデニング
by ryudesuyo2 | 2015-04-13 10:09 | 4月の花
<< 牡丹(ボタン) 太陽(タイヨウ) >>