哨吶草(チャルメルソウ)はユキノシタ科チャルメルソウ属(ミテラ属)の多年草である。 ミテラ属は東アジアや北アメリカに20種くらいが分布する。 日本にも本種などが10種の固有種が分布し、属名の和名をチャルメルソウ属という。 本種も日本固有種である。 本州の中部地方から九州の北部にかけて分布し、山地の渓流沿いなど湿った場所に生える。 和名の由来は実の形をチャルメラ(先の開いた喇叭)にたとえたものである。 草丈は20センチから40センチくらいである。 根際から生える葉は幅の広い卵形である。 茎や葉には腺毛が生える。 開花時期は4月から5月である。 茎先に花径7ミリから8ミリの小さな花をたくさんつける。 花の色は黒赤色である。 花弁は5枚で、羽状に3つから5つに裂ける。 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。 花言葉は「謙遜」である。 属名の Mitella はギリシャ語の「mitra(僧侶の帽子)」からきている。若い実の形から名づけられた。 種小名の furusei は植物標本の収集家「古瀬義(ふるせ・みよし, 1911-1996)さんの」という意味である。 変種名の subramosa は「やや枝分かれした」という意味である。 写真は3月に川口市立グリーンセンターの野草展で撮った。 学名:Mitella furusei var. subramosa(syn. Mitella stylosa) ★名前だけ記憶の隅にあったけど これか小さい哨吶草は にほんブログ村 花図鑑 植物図鑑 ミラーサイト |味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
by ryudesuyo2
| 2016-04-20 16:06
| 4月の花
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